2007年07月27日

旧街道6 四観音道

四観音道

名古屋城下の周囲を囲むように、四つの古い寺がある。
西北の甚目寺、東北の龍泉寺、東南の笠覆寺(笠寺)、西南の観音寺(荒子)。 いずれも観音像を本尊とし、総称して尾張四観音と呼ばれる。
名古屋城築城の際に城を鎮護するものとして定められた。 
そして、四つの中心に大須観音を置いた。 これらの寺では、
                          毎年恵方を定め、節分に盛大な豆まきが行われる。

この四観音を巡る人たちによって巡礼道ともいうものができた。 
名古屋の東部に、笠寺観音と龍泉寺観音を結ぶ道の一部、覚王山付近には現在でも、その地名を残している。

日泰寺の参道の一本西の道が四観音道。 
この道は、日泰寺の北で水道局の東山配水塔の敷地の中を縦断して
いる。 ここは入場できないので、この少し手前を左折すると左側に
鉈薬師がある。 (ここは機会があればあらためて紹介する。)
そこの李朝の二つの石像の前の坂を下りて水道局用地の西側の山
裾を進むと最初に交差する道が焙烙街道である。
そこを右に曲がり坂をあがると、焙烙街道と四観音道の交点に
旧街道4 焙烙街道の記事で紹介した道標がある。
水道局の敷地を通り抜けてきた四観音道は、その交点から北へと坂を下りる。


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