2006年12月28日

良識派

安部公房の「良識派」
こんな短い文章を読んだ。

昔、ニワトリは自由だった。
しかしネコやイタチの恐怖があり、遠くまでエサを探しにいっていた。
そこに、人間が現れ、金網付の家を建てやろうという。
この中は安全で餌もちゃんとある。 しかし家には、鍵がかかっていた。
心配するニワトリに人間は、いった。
「もしニワトリに鍵が開けられるのなら、ネコでも簡単に開けられる。」と。

一羽のニワトリが
「話が上手すぎないか。」と疑問を投げかけた。
すると、人間はそのニワトリに、
「ネコに金をもらって、そんなうことを言っている」とスパイ容疑をかけた。
そのニワトリは、ついに仲間はずれにされてしまった。

「人間があれほどいうのだから受け入れよう。もし具合が悪ければ、また話しあいで改めればいいんだから」という良識派が勝った。
ニワトリたちはすすんでオリの中に入っていった。

その後のことは、もうだれもが知っているとおりのことだ。


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この記事へのコメント
ニワトリはかごの中と鳥になったわけですね・・・。
そしていずれは人の胃のなかへ。
Posted by ちょこレピ at 2006年12月28日 16:46
考えさせられる文章でした。

じじはどれかな?
人間? 
仲間はずれにされたニワトリ?
それとも、良識派?
Posted by じじばば at 2006年12月29日 13:07
この文章は大好きです。
学校の教科書にも出てました
Posted by わさびのり at 2010年05月30日 16:59
わさびのりさん コメントありがとうございました。

短文ですが、考えさせられる文章です。
教科書にねえ・・・
何年生のでしょうか?
Posted by boppoboppo at 2010年06月01日 20:08
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